システム手帳の購入に当たり、どのようにサイズを選ぶべきか、ご紹介したいと思います。
なお、システム手帳のサイズは紙のサイズのことを表しており、システム手帳カバーの外寸のことではありませんのでご注意ください。
一般的に普及しているシステム手帳のサイズは、下記の6サイズです。
システム手帳の一般的なサイズ一覧
マイクロ5サイズ
リフィル(紙)サイズは、約横62mm×縦105mmです。
名刺サイズに近く、最も小さいです。
書き込める量が少ないため、簡単なスケジュールやメモをさっと取り出して書くのに適しています。
シャツの胸ポケットや女性のハンドバッグにも入れやすいため、コンパクト性が選ばれる理由です。
ミニ6サイズ
リフィル(紙)サイズは、約横80mm×縦126mmです。
コンパクトなDVDプレイヤーぐらいのサイズで、2番目に小さいです。
書き込める量は少ないものの、スーツの内ポケットやハンドバッグにも入るため、スマートに持ち歩くことができます。
ナローサイズ(ノックスブレインの独自サイズ)
リフィル(紙)サイズは、約横80mm×縦170mmです。
横幅がミニ6、縦がバイブルサイズと同じ長さになります。
ミニ6サイズよりも縦に44mm長い縦長の形状で、ズボンの後ろポケットにも入れやすいサイズ感です。
バイブル(聖書)サイズ
リフィル(紙)サイズは、約横95mm×縦170mmです。
マイクロ5とA5の間ぐらいで、コンパクト性と記入量のバランスが中間ぐらいのサイズです。
綴じ手帳でB6サイズをお使いの方はバイブルサイズを使用される方が多いです。
システム手帳カバーもリフィルも付属品なども一番種類が多いため、たくさんの中から選び方にオススメです。
HB×WA5サイズ(アシュフォードの独自サイズ)
リフィル(紙)サイズは、約横148mm×縦170mmです。
横幅がA5、縦がバイブルサイズと同じ長さになります。
バイブルサイズではスペースが足りない方にオススメです。
A5サイズ
リフィル(紙)サイズは、約横148mm×縦210mmです。
記入スペースが広く、商談や会議録などにも使えます。
バインダーやノート代わりに使う方もいらっしゃいます。
システム手帳カバーやリフィルも付属品なども種類が豊富です。
システム手帳のサイズの選び方
全く使ったことがない方にとっては、どのように選べばよいかわからないと思います。
選ぶ視点やポイントをご紹介しますので、自分の価値観や使う目的を考えて参考にしていただけたら幸いです。
機能性の比較表
基本的にはサイズが大きいほど記入スペースが広くなり、重くなります。
厚みはリング径に比例します。
一般的なリング径の収納可能枚数は下記のとおりです。
8mm 約50枚
15mm 約80枚
20mm 約180枚
25mm 約200枚
あまり厚く・重くしたくない場合は、リング径15mmぐらいまでがおすすめです。
システム手帳のサイズの選び方・ポイント
サイズや機能性の違いを理解した上で、さらに実用的な選び方の視点をご紹介したいと思います。
A4サイズの資料を挟みたい人にはA5がおすすめ
会社などでA4の資料をもらったり、家庭用のプリンターでA4サイズを横にして書きたい人などは、A5サイズがおすすめです。
6穴あけパンチで穴をあけて挟むことができます。
年間スケジュールや目標管理など、中長期的な計画、継続的な取り組みを記録したり見たりするのに使う方が多いです。
開きっぱなしで使うならデスクスペースを考えて選ぼう
スケジュールを見ながら仕事をしたり、電話しているときのメモに使ったり、メモを見ながら何かしたりする場合には、机に開きっぱなしで使うと便利です。
そんな場合には、システム手帳を置いておくスペースがあるかが大事です。
ノートPCやキーボード、マウス、スマホ、タブレット、文房具など、仕事のデスク環境ではすでにモノが置いてあるケースが多いと思います。
あらかじめ確保できるスペースを考えた上で、サイズを選ぶのがよいです。
立ってメモをする場合は持ちやすさと硬さを基準に選ぼう
手に持ったときのフィット感と背面の硬さがポイントです。
持ちやすさ
持ちやすさは、手のサイズとカバーの質感で決まります。
片手で支えて書くことを考えると、手の大きい男性でもミニ6サイズがちょうど、バイブルサイズで少し大きいイメージです。
女性にはマイクロ5かミニ6サイズが一番フィットすると思います。
本革や合皮でもすべすべのものよりもシボ(シワ)があるものの方が手になじみやすく、滑りにくいです。
ビニールやPVCは通常滑りにくさはありますが、汗や水分が手につくと滑りやすくなります。
書き心地
手にもって書くときにはある程度硬さがあった方が、安定性が出て書きやすくなります。
そのため、紙の裏に下敷きを敷くか、革でも硬めのカバーを選ぶと良いです。
システム手帳カバーやリフィル、オプション品の充実性から選ぶならA5かバイブルサイズ
バイブルサイズ>A5サイズ>ミニ6サイズ>マイクロ5>ナロー>HB×WA5の順番で関連商品が少なくなっていきます。
たくさんの中から選びたい場合は、バイブルサイズかA5サイズを選ぶのがよいです。
システム手帳のサイズ選びは、自分の記入したい量・持ち運び・種類の豊富さで選ぶのが基本です。
その他、自分の価値観や用途・目的をイメージして選びましょう。
わからない場合は、バイブルサイズがおすすめです。中間のサイズなので、これを使ってみるとこれがいい基準になるため、使うべきサイズが見えてくると思います。